横道キャリアという言葉を知っても、
「自分にそんな可能性があるのだろうか」と
感じる人は少なくありません。

でも実は、
横道キャリアは“新しい何かを足す”ことではありません。

これまで専門職としてやってきたことを、
少し違う角度から見てみる。

それだけです。

土台は、もう持っています。

強みを探さなくていい

自己整理と聞くと、
「自分の強みを見つけなければ」と
身構えてしまう人もいるかもしれません。

でも、強みという言葉は少し重たい。

今回見るのは、
特別な才能ではなく、
日々、当たり前のようにやっていることです。

横道キャリアは、
そこから生まれます。

視点をずらすということ

横道キャリアにつなげるときは、
職場や肩書きを変える前に、
まず見ている視点をずらすことができます。

たとえば、  

人を診ている     →  人の行動を見ている

身体を評価している  →  生活の困りごとを整理している

訓練している     →  できるようになる過程を支えている

こうして言い換えてみると、
皆さんがしていることは、
臨床という枠だけのものではないと気づけるかと思います。

「自分はセラピストだ」ではなく、
「自分は〇〇をしている人だ」

そんなふうに、
言葉を少しずらしてみる。

それが横道キャリアの入口です。

シンプルな自己整理のやり方

難しいワークは不要です。

① 最近の1日を思い出す
② していることを動詞で書き出す
③ それを別の言葉で言い換えてみる
④ その横に、小さく気持ちを書く

例)

観察する → 行動を見る → 嫌いじゃない

説明する → わかりやすく伝える → わりと得意

調整する → 間をつなぐ → 意外と苦ではない

これだけで十分です。

まとめ|まずは眺めてみる

横道キャリアは、
今の仕事を否定するものではありません。

専門職として積み重ねてきたことを、
少し違う角度から見てみる。

まずは、
「自分は日々、何をしているか」を
やさしく眺めてみてください。

次回は、
整理したその材料を、
どう横道につなげていくかについて考えていきます。

ABOUT ME
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病院・クリニック・デイ・訪問・回復期・療養など、 20代から30代にかけて幅広いフィールドを経験してきた現役セラピスト。 専門領域での偏りに悩んだ20代、役割が急に増えた30代、 そして40代を迎える今も “働き方を磨き続けること” をテーマに日々試行錯誤中。 現場だけでなく、 新人育成・職場の役職・施設管理者・エリアマネジメントなど “横のキャリア” にも触れてきたことで、 一般的なセラピストの道とは少し違う視点を持つようになりました。 だからこそ今、キャリアに迷うあなたにとって 「少し先を歩く人」として、気づきを届けられることがあると感じています。