前編・後編①では、転職活動の最初のステップや応募前の準備についてお話ししました。
今回は、さらに一歩進んで 面接・見学・条件交渉・エージェント活用 という “行動フェーズ” にフォーカスしていきます。

どれも明日から実践できる内容ばかりなので、自分のペースで取り入れてみてくださいね。

面接者がみているポイント

急性期・回復期・老健・訪問などの領域が多岐にわたるリハ職の面接にはこれは聞いておきなさい!と言った質問集のようなものはありません。「一般的な質問をとりあえず聞く」よりも、面接官との掛け合いの中で問いに対してどの様に向き合い、どう組み立てて返すかが大切です。

● 面接で特に見られている点

受け答えの分かりやすさ

他職種との連携の経験や考え方

新しい職場でどう活かせるかのイメージ

リハ職として、特別なスキルを誇張する必要はありません。
大切なのは、誠実に、丁寧に、相手と対話できているか という点です。

● 返答は“この流れ”だけで十分伝わる

結論 → 理由 → 経験 → 新しい職場でどう活かせるか

この組み立てができると、聞き手が内容を理解しやすくなり、
「一緒に働くイメージ」が自然と伝わります。

見学で確認したいこと

見学は、面接後に案内されることが最も多い様に感じますが、正直どのタイミングでも問題はありません。目的は「現場の雰囲気を知ること」です。

● 見学で見るべきポイント

・接遇(患者さん・利用者さんへの対応)

・スタッフの表情、会話の雰囲気

・声かけのトーン

仕事内容の細部は、どうしても入職しないと見えない部分が多いですが、
職場の雰囲気や働き方の空気感は見学することで意外とつかめるものです。

そんな中でもし、「うん?」と感じてしまう様なことがあれば、働き始めてからの感じることも多いでしょう。ある程度、フィーリングがミスマッチを防いでくれます。

条件交渉の基本

条件交渉の結果は、タイミングで大きく変わることがあります。

内定の温度感が高くなる、面接後半〜が段階として最も話が通りやすい傾向にあります。

● 伝え方のコツ

優先順位を整理しておく

感情ではなく、根拠を添えて説明する

● 交渉の材料になるもの

今後のどのような事に貢献できるかがポイント

実績、対応できる領域、認定資格や研修参加も素材にはなるが全てではない

個としての強みを明確に

▶ NGワードとして
「勉強させていただきたい。」「自分の知識・技術を高めたい。」

給与は “業務への貢献度” に対して支払われるため、
「学ぶことを主とした姿勢」は先方にとってのメリットではありません。

採用側にとってプラスになるポイントが提示できるかどうかが鍵 です。

エージェントの使い方

エージェントは情報量が多く、非公開求人・交渉代行などメリットも大きいサービスです。
ただし、担当者によっては強めの提案をしてくる場合もあるため、使い方のバランスが大切 です。

● うまく使うコツ

合わない担当は変更してOK

書類は任せず、一緒に作るスタンスで過度なアシストは採用側が構える

求人情報を集めるためのツールとして割り切る

ちなみに、同じ条件の応募者であれば
「広告からの応募」>「エージェント経由」
で採用されやすいこともよくあります。

これは、企業側の“紹介手数料(約30%)”の負担が関わるためです。
エージェントは「最強の味方」というより、状況に応じて賢く使うツール ととらえると安定します。

まとめ:行動による小さな積み重ねが転職の質を変える

後編②では、転職活動のなかでも「行動」に関わる4つをまとめました。

転職には不安もありますが、一つひとつ丁寧に行動していくことで、
あなたのスキルを活かせる環境に近づいていきます。

前編・後編①・後編②の流れが、
あなたのキャリアの次の一歩を後押しできれば嬉しいです。

ABOUT ME
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病院・クリニック・デイ・訪問・回復期・療養など、 20代から30代にかけて幅広いフィールドを経験してきた現役セラピスト。 専門領域での偏りに悩んだ20代、役割が急に増えた30代、 そして40代を迎える今も “働き方を磨き続けること” をテーマに日々試行錯誤中。 現場だけでなく、 新人育成・職場の役職・施設管理者・エリアマネジメントなど “横のキャリア” にも触れてきたことで、 一般的なセラピストの道とは少し違う視点を持つようになりました。 だからこそ今、キャリアに迷うあなたにとって 「少し先を歩く人」として、気づきを届けられることがあると感じています。